JavaScriptでは、文字列を操作するためのメソッドが多数用意されています。
その中でも、文字列の置換には**replace
メソッドやreplaceAll
**メソッドがあります。
Google Apps Scriptにおいても同じメソッドで文字列の置き換えをすることができます。
ここでは、それぞれのメソッドについて解説します。
replaceメソッド
replaceメソッドは、指定した文字列を別の文字列に置換します。具体的な使い方は以下の通りです。
const str = "apple,banana,apple,orange";
const replaced = str.replace("apple", "grape");
console.log(replaced); // 出力結果: "grape,banana,apple,orange"
上記の例では、元の文字列**”apple,banana,apple,orange”の中の最初の”apple”を”grape”に置換しています。
replaceメソッドは、最初に一致した文字列のみを置換します。
もし、全ての一致する文字列を置換したい場合は、正規表現を使用するか、replaceAllメソッドを利用してください。
replaceAllメソッド
replaceAllメソッドは、replaceメソッドと同様に文字列を置換しますが、一致するすべての文字列を置換します。
具体的な使い方は以下の通りです。
const str = "apple,banana,apple,orange";
const replaced = str.replaceAll("apple", "grape");
console.log(replaced); // 出力結果: "grape,banana,grape,orange"
上記の例では、元の文字列**”apple,banana,apple,orange”の中の全ての”apple”を”grape”に置換しています。
replaceAllメソッドは、JavaScriptのバージョンES2021で追加されたメソッドなので、古いバージョンのブラウザでは動作しない場合があります。
まとめ
replaceメソッドとreplaceAllメソッドは、文字列の置換を行うためのメソッドです。
replaceメソッドは最初に一致した文字列のみを置換しますが、replaceAllメソッドは全ての一致する文字列を置換します。
使用する際には、バージョンに注意して使用してください。