Google Apps Scriptでは、JavaScriptのMathオブジェクトのメソッドを使って小数点以下の数字を扱うことができます。
この記事では切り上げ・切り捨て・四捨五入の3つのメソッドを解説します。
ceilメソッド
Math.ceilメソッドは、引数で与えられた数値を、次の整数値に切り上げます。
つまり、引数が 3.2 の場合は 4 に、-2.5 の場合は -2 になります。
const num1 = 3.2;
const num2 = -2.5;
console.log(Math.ceil(num1)); // 結果: 4
console.log(Math.ceil(num2)); // 結果: -2
floorメソッド
Math.floorメソッドは、引数で与えられた数値を、前の整数値に切り捨てます。
つまり、引数が 3.8 の場合は 3 に、-2.5 の場合は -3 になります。
const num1 = 3.8;
const num2 = -2.5;
console.log(Math.floor(num1)); // 結果: 3
console.log(Math.floor(num2)); // 結果: -3
roundメソッド
Math.roundメソッドは、引数で与えられた数値を、最も近い整数値に四捨五入します。
つまり、引数が 3.2 の場合は 3 に、3.8 の場合は 4 になります。
const num1 = 3.2;
const num2 = 3.8;
console.log(Math.round(num1)); // 結果: 3
console.log(Math.round(num2)); // 結果: 4
以上のように、JavaScriptの Math オブジェクトのメソッドを使うことで、小数点以下の数値を切り上げ・切り捨て・四捨五入することができます。