Google Apps Scriptを使うと、スプレッドシートのセル範囲を自動的に処理することができます。
セル範囲を処理するには、まずセル範囲を取得する必要があります。
この記事では、Google Apps Scriptを使ってセル範囲を取得する方法について紹介します。
セル範囲を取得する方法
セル範囲を取得するには、getRangeメソッドを使います。
getRangeメソッドは、以下のように記述します。
sheet.getRange("[セル範囲]");
ここで、sheetは対象となるシートオブジェクトを表します。[セル範囲]は、範囲を指定するための文字列です。
例えば、A1:B10というセル範囲を指定する場合は、以下のように記述します。
sheet.getRange("A1:B10");
また、以下のように、セルの行番号と列番号を指定することもできます。
sheet.getRange(1, 1, 10, 2); // A1:B10
上記の例では、1行目から10行目までの2列分(A列とB列)のセル範囲を取得しています。
実際のセル範囲の取得例
前回の記事で解説した内容を踏まえて、具体的なセル範囲の取得方法についても紹介します。
例えば、以下のように記述することで、シートのA1セルからB10セルまでの範囲を取得することができます。
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
const range = sheet.getRange("A1:B10");
また、以下のように、**getSheetByName
**メソッドを使って特定のシートを取得して、セル範囲を取得することもできます。
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('[シートの名前]');
const range = sheet.getRange("A1:B10");
まとめ
以上、Google Apps Scriptを使ってセル範囲を取得する方法について説明しました。
getRangeメソッドを使うことで、指定した範囲のセル範囲を取得することができます。
具体的な範囲指定の方法を理解して、スプレッドシートのセル範囲を効率的に処理することができるようにしましょう。