Google Apps Scriptで二次元配列を一次元配列に変換する方法

Google Apps Scriptでは、二次元配列を一次元配列に変換するための flatメソッドがあります。

このメソッドを使用することで、多次元配列を一次元配列に変換することができます。

スプレッドシートのgetValuesメソッドで取得したデータは二次元配列ですが、flatメソッドで一次元配列に変換することで処理しやすいデータに変換することができます。

flatメソッド

flatメソッドは、多次元配列を新しい一次元配列として返します。

つまり、ネストした配列のすべての要素を一つの配列に展開します。

引数を指定することで、平坦化する深さを指定することもできます。

flatメソッドを使用するには、以下のように配列に対してメソッドを呼び出します。

const arr = [[1, 2], [3, 4], [5, 6]];

const flatArr = arr.flat();

console.log(flatArr); // [1, 2, 3, 4, 5, 6]

上記の例では、元の配列arrにflatメソッドを適用し、平坦化された配列flatArrを作成しています。

また、二次元配列が複数ある場合でも同様に使えます。

const arr = [[1, 2], [3, 4], [5, 6], [7, 8, [9, 10]]];

const flatArr = arr.flat();

console.log(flatArr); // [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]

引数を指定すれば、平坦化する深さを指定することができます。

以下の例では、flatメソッドに引数2を渡して、2次元配列まで平坦化しています。

const arr = [[1, 2], [3, 4], [5, 6], [7, [8, [9, 10]]]];

const flatArr = arr.flat(2);

console.log(flatArr); // [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]

まとめ

flatメソッドを使うことで、多次元配列を一次元配列に変換することができます。

引数を指定することで、平坦化する深さを指定することもできます。

スプレッドシートで取得できるデータは二次元配列ですが、flatメソッドを使うことで扱いやすい一次元配列に簡単に変換することができます。

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