Google Apps Scriptでセルをクリアする方法

Google Sheetsで作業するとき、必要のない値が入っているセルをクリアする必要があります。

そのため、今回は「clear」と「clearContent」の2つのメソッドについて説明します。

clearメソッド

「clear」メソッドは、指定された範囲内のセルをすべてクリアします。

このメソッドを使うと、セルの値、書式、コメント、およびバリデーションがすべて削除されます。

使用例

function clearRange() {
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
  sheet.getRange("A1:B2").clear();
}

上記の例では、シートのアクティブな範囲内の「A1:B2」のセルをすべてクリアしています。

clearContentメソッド

「clearContent」メソッドは、指定された範囲内のセルの値だけをクリアします。

セルの書式、コメント、およびバリデーションは削除されません。

使用例

function clearValues() {
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
  sheet.getRange("A1:B2").clearContent();
}

上記の例では、シートのアクティブな範囲内の「A1:B2」のセルの値をクリアしています。

clearとclearContentの違い

2つのメソッドの違いは、セルの値以外のものをクリアするかどうかです。

clearメソッドは、セルの値だけでなく、書式、コメント、バリデーションもクリアします。

しかし、clearContentメソッドは、セルの値のみをクリアし、書式、コメント、バリデーションを残します。

まとめ

この記事では、「clear」と「clearContent」の2つのメソッドについて説明しました。

clearメソッドは、指定された範囲内のすべてのセルをクリアし、clearContentメソッドは、指定された範囲内のセルの値だけをクリアします。

どちらのメソッドを使うかは、目的に応じて決定する必要があります。

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